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オリジナル(自作)の地図タイルやGioTiff画像等を表示する

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本アプリでは、インターネット上で公開されている地図タイル以外にも、端末に地図タイルセットを保存して、地図上に表示させることができます。

また、GioTiff画像や、ワールドファイルにより位置情報がつけられた地図や写真等も、そのままでは表示することが出来ませんが、それらを地図タイルセットに変換することで、表示することが出来ます。

1.既に地図タイルセットが出来ている場合

(1)tilesフォルダに適当な名前のサブフォルダ(ここでは例として tiletest)を作成し、その中に地図タイルセットを入れます。フォルダの階層が、tilesフォルダの下に、tiletestフォルダ(例の場合)、その下にズームレベルの数字のフォルダになるようにします。

また、ver.7.6以降の場合は、地図タイルを入れたフォルダを圧縮したZipファイルをtilesフォルダに入れても表示できます。その場合、地図タイルが入ったフォルダ名が○△□であれば、そのフォルダを圧縮した○△□.zipフファイルをtilesフォルダに入れます。なお、zipファイルの名前を変更すると、読み込めません。

地図タイルをtilesフォルダに入れた後は以下のとおりです。

・ver.6.8以降の場合

(2)メニューの「地図タイル」を選択します。

(3)”新しい地図タイル[tiletest]のWMTS設定を作成します”の画面でOkボタンを押します。

(4)”タイルの起点”、”タイルのディレクトリ構造”については、対象の地図タイルの形式に従って指定します。

(5)地図タイルを入れたフォルダ名(ここではtiletest)で設定ファイルが保存されます。

・ver.6.7までの場合

(2)メニューの「その他」>「ツールボックス」で「地図タイル設定の新規作成」を選択します。

(3)”WMTSサイトのURLを入力してください”の画面で以下を入力してOkボタンを押します。

local

(4)”クエリパラメータが必要な場合は入力してください”の画面では何も入力せずに、okボタンを押します。

(5)以後、”タイル画像の形式”、”タイルの起点”、”タイルのディレクトリ構造”については、対象の地図タイルの形式に従って指定します。

(6)”キャッシュフォルダ名を入力してください”の画面では、地図タイルセットを入れたサブフォルダ名(例では tiletest)を入力します。

(7)”WMTSタイルの最小ズームレベル”、”最大ズームレベル”も、対象の地図タイルの形式に従って指定します。

(8)”ズームレベルオフセットの数値を入力してください”の画面が表示されるので、デフォルトの0のままOkボタンを押します。(1にしたほうがきれいに表示される場合もあります。)

(9)”設定ファイル名を入力してください”の画面が表示されるので、適当な名前(tiletest[地図タイルテスト] など)をつけてOkボタンを押します。

以上で、設定ファイルの作成は終わりです。

メニューの「その他」>「WMTS(Web Map Tile Service)」で作成した設定を選択すると、タイルが地図上に表示されます。

2.GioTiff画像等から地図タイルセットを作る場合

 GioTiff画像や、ワールドファイルにより位置情報がつけられた地図や写真等は、地図タイルセットに変換する必要がありますが、その変換機能は、本アプリにはありません。

 ここでは、フリーのGISソフトであるQGISを使用してパソコン上で作成します。(追記:なお、以下の方法よりも簡単な方法を次ページ(オリジナルの地図タイルを作成する)に掲載しました。そちらの方がおすすめです。)

(1)パソコンにQGISがインストールされていない場合は、QGISのホームページからインストーラーをダウンロードしてインストールします。QGISは無料で利用できます。インストーラーが複数ありますが、スタンドアローン版の方でよいです。

(2)一般的なGeoTiff画像等は、UTM座標系や平面直角座標系になっています。まず、これを「WGS84 PseudoMercator」座標系に変換します。すでにこの座標系になっている場合は、(2)、(3)の操作は不要です。まず、QGISDesktopを起動して対象のGeotiffやワールドファイルつき画像を読み込ませます。

(3)QGISDesktopのメニューの「ラスタ」>「投影法」>「ワープ」でWGS84 PseudoMercator(Webメルカトル)のGeoTiffファイルに変換します。変換後のファイル名(例として sample.tif)には日本語は使わないで下さい。

(4)パソコンのCドライブにアルファベットのフォルダ(例として test)を作って、WGS86 PseudoMercatorのGeoTiffファイルを入れます。(フォルダ名が複雑だったり、日本語を使っていると、あとでコマンドラインで移動するのが面倒になります。)

(5)OSGeo4W Shellを起動し、(4)のGeoTiffファイルがあるフォルダにコマンドラインで移動します。(例の場合は cd c:¥test と入力します)

(6)コマンドラインで 「gdal2tiles 処理対象のGeoTiffファイル名」 を入力すると(例では gdal2tiles sample.tif)、GeoTiffファイル名のフォルダ(例では sample)に地図タイルが作成されます。

(7)作成されるタイルの画像形式は「png」、タイルの起点は「南西」、ディレクトリ構造は「/z/x/y」になります。ズームレベルは、地図タイルセットのフォルダ内のフォルダ名の表す数字になっていて、私のPC環境ではデフォルトで13~17になります。これは(6)で入力するコマンドラインにオプションをつけることで変更できます。詳しくはQGIS、GDALのヘルプ等を参照してください。あまり高いズームレベルを指定すると、処理にものすごい時間がかかります。また、高いズームレベルで、もとの画像の解像度以上にしても、拡大されるだけで意味がありません。(サイズが大きくなるだけ無駄になります。)

(8)作成した地図タイルセットをtilesフォルダに入れて、1.の方法で地図上に表示させます。

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