国土タイルのジャンルに標高タイルを追加しました。標高データから生成した画像が表示されます。
標高タイルジャンルでは、標高値、傾斜方向等のほか、長野県林業総合センターさんが開発・公開されているCS立体図の作成方法に準じた立体図画像が表示されます。ただし、GISを用いて作成する本来のCS立体図とは、計算方法、色調、レイヤの混合比率等が完全に同一ではないと思われるので、立体図2の名称にしてあります。
作成された画像データは他の地理院タイルのキャッシュ(cjフォルダに格納)とは異なり、tiles/demtile フォルダに保存されます。jpgまたはpng形式の画像データなので、地図タイルとして別途使用可能です。ただ、データサイズが大きいのでご注意下さい。作成された画像を適宜削除や別の媒体に移動しないと端末のストレージ容量を圧迫する場合があります。
標高タイルジャンルで表示される画像は以下のとおりです。詳細については、別途ホームページで解説予定です。
・標高値
標高値を低標高:黒~高標高:白のグラデーションで表示。
・傾斜方向
斜面の傾斜方向を、北:赤~東:緑~南:水色~西:青~北:赤のグラデーションで表示。
なお、平坦地は紫になります。
・傾斜量
斜面の傾斜量を、平坦地:白~急傾斜地:黒のグラデーションで表示。
地理院タイルの傾斜量図とほぼ同一です。
・傾斜方向+傾斜量
傾斜方向と傾斜量の画像を組み合わせた画像。平坦地を白、傾斜量が大きい場所を高彩度で表示。
・曲率
谷部(凹んだ場所)を黒~平坦地を灰色~尾根部(でっぱった場所)を白のグラデーションで表示。
・立体図
標高値、傾斜量(茶色)、曲率(紺色)の図を重ねたもの。
CS立体図作成の中間段階の立体図に相当。
・曲率+傾斜量
曲率の谷部を青、尾根部を赤のグラデーションにして、傾斜量図と重ねたもの。
CS立体図作成の中間段階の曲率図に相当。
・立体図2
立体図と曲率+傾斜量の図を重ねたもの。
CS立体図にほぼ準じたものですが、完全に同じでは無いと思います。また、CS立体図では重ねている等高線は重ねていません。
そのほか、ツールボックスに地理院タイル一括取得を追加しました。選択すると表示中の範囲について、現在のズームレベルより+2レベルまでの地図タイルをキャッシュに取得します。