.緯線・経線を表示できるようになりました。「設定」の「緯線・経線の表示」で表示の有無、表示密度を指定してください。
2.標高値についてジオイド高を引いた値を表示、エクスポートするようになりました。国土地理院のジオイドモデルを参照するため、日本国内のみ有効です。不要な場合は「設定」で無効にすることができます。
GPSの標高の生の測定値は、地球をなめらかな楕円体と仮定してそこからの高さである「楕円体高」です。標高0mの位置からの高さが標高値ですが、標高0mの位置は楕円体の表面の位置とは異なり、その高さの差がジオイド高です。このためGPSが測定した「楕円体高」からその地点の「ジオイド高」を引いた高さが実際の「標高」になります。
この設定の有効・無効にかかわらず、ポイント、トラックの標高値はこれまでと同様にジオイド高を引く前の値で記録されます。表示、エクスポート時にのみこの設定が関与します。
ジオイド高を引いていない場合、標高値に下線が表示されます。
ポイント、トラックが含まれるジオイドモデルのセル4隅のジオイド高を国土地理院のAPIから取得し、国土地理院のジオイド高内挿計算と同じ方法で各測定点のジオイド高を計算します。このため、ジオイド高の取得にはネットワーク接続が必要です。また、国土地理院APIへの負荷を低減するためAPI参照を5秒に1回としているため、ジオイド高の取得にある程度時間がかかる場合があります。
国土地理院APIから取得したジオイド高は端末に保存されますので、その後はそのジオイドモデルセル内ではネットワーク接続は不要です。